大人の発達障害で生きづらい人へ 悩みを解決するヒントをくれる本
以前、記事で「大人の発達障害で生きづらい人生を変えたいなら、まずは自分の特性を知りましょう!」と書きました。しかし、自分の特性がわかってもその対処法はわかりませんよね…(^_^;)
だって、自分に合う対処法がわかっていれば大変さも落ち着くはずです。
今回は、生活の中で困っている事(特性)を少しでも解決に向かわせるヒントが載っている本を紹介します!
読むことで、自分の特性の対処法のヒントが見つかり日常生活が過ごしやすくなります!仮に、自分に合うヒントが見つからなくても「合わない対処法がわかった」ということで他の対処法を考えればいいと、少し前進できるでしょう。
少しでもあなたの情報収集のお役に立てば幸いです(^^)
ADHDの特徴って何?
ADHD脳の特徴とは?
ADHD(注意欠如多動性障害)の症状が起こる確かな原因はまだ解明されていません。
近年の研究からは、ADHDの人は行動などをコントロールしている神経に機能異常があると考えられています。脳の前頭前野部分の関連が大きいのではないかと注目されています。
ワーキングメモリー、推論、注意力、判断、感情のコントロールなどを司ります。
ここの働きが弱くなると…
・意欲、思考、判断などの能力がアンバランスになりやすい。
・計画的な行動やマルチタスクが苦手。
などの問題が出てきます。
今回紹介する本の著者である司場 理英子先生も本の中でADHD脳は「脳のクセ」のようなもの。
大事なのは、「ADHD脳」のクセを知り、上手に付き合っていくことと書かれています。
では、ADHDの脳のクセとは一般的にどのようなものがあるのでしょうか?
ADHDの症状(脳のクセ)は…
ADHD脳のクセ(症状、特性)は一人ひとり違ってきます。
一般的には次のようなものがあります。
・集中力が続かない。ケアレスミスが多い。
・片付けが苦手。
・スケジュール管理が苦手。
・怒りやすい。 など…
ちなみに、私はこの4つの特性があります(^_^;)
【ADHD脳と上手に付き合う本】
著者 司馬理英子さんはどんな人?
司馬 理恵子さんは、精神科医で司馬クリニックの院長。
「のび太・ジャイアン症候群」の概念を提唱したのも司馬理英子さんです。
【ウィキペディア のび太・ジャイアン症候群】
その他にも…
- 『遊び・会話・家事で今こそ「家族のコミュニケーション力」アップ 「新しい生活様式」で家族がもっと仲よくなるために』主婦の友社, 2020.8
- 『ADHD注意欠如・多動症の本 本人も周囲も楽になりのびのび生きていける (育ちあう子育ての本) 主婦の友社, 2020.9
- 『ママのピンチを救う本 わが家はみんなADHD!? 夫が散らかす子どもが落ち着きがない私が片づけられない』主婦の友社, 2021.1
等のADHDに関する本を多数出しています!
この本を買った経緯と感想
この本は、昨年本屋で色々見ていた時に見つけました。
本のタイトルである「ADHD脳と上手に付き合う本」、裏表紙の「そのお悩み、本書でマルゴト解決しましょう」というのを見て、思わず手にとって中身をパラパラ見ていました。
その時の私は、イライラしやすかったり、片付けができない、家事などのマルチタスクも苦手、集中力が続かないなどADHDの特性で日常生活での困り事が多く、疲れていました。
(ADHDだけでなく、ASDと併用型ではあります)
本の中を見てみると、文章だけでなく絵や図でまとめられていてわかりやすく、読みやすかったです。さらに、症状・特性も2〜3つとか少なくなく不注意・多動・衝動性のあらゆる所からケースと対処法が出ているので、日常生活の中で試してみたいと思いました!
・実は、家事を溜めています…ルーティンワークが何よりも辛い。
・気がつくと散らかっている。(片付けられないの対処法)
・「イライラ脳」「ウツウツ脳」をなんとかしたい!
・「わがまま脳」をなんとかしたい!(依存してしまうの対処法)など…
男性も勿論ですが、特に女性に多い事を書かれているイメージはありましたね!(家事とか)
これで自分に合えばうまい対処法が見つかるし、合わなければ次の対処法を見つければいいのです。(私は、3週間に1度心療内科にも通院しているので先生にも相談しやすい環境です)
実際に、何個かの症状・特性の対処法はこの本から見つかり前に比べると日常生活が少し落ち着いてきました(^^)
次回の更新で、実際に私がその症状・特性の対処法を紹介したいと思います。
話すと長くなるので…(笑)
参考になることが多く、この本を買ってよかったなと思っています!
では、最後に私以外の人の口コミ・レビューもみてみましょう!
口コミ
私の感想以外にもこんな感想がありました!
https://bookmeter.com/books/9804457
読書メーター あなたのあらゆる「困った! 」がなくなる 「ADHD脳」と上手につき合う本
感想・レビュー 引用
他にもありますが、このような感想がありました!
もし、グレーゾーンの方も含め「もしかして…」と思ったら読んでみるといいでしょう。
発達障害の診断は、心療内科の先生が診察したり知能検査などで発達障害かどうかがでます。
この本に当てはまるから、自分は発達障害なんだ!と決めつけるのは違いますが、先生に相談する前に読んでおくと相談しやすいと思います。
また、発達障害の診断が出た人も自分の症状・特性の対処法を考えるきっかけにもなります。
ぜひ、少しでも日常生活の困りごとを減らして、穏やかに過ごしたい人は読んでみてください(^^)
まとめ
「なんで自分はこんなに頑張っているのに、いつもうまくいかないのかな…?」と困り事を自分のせいにしてしまう人は多いのではないでしょうか?
確かに発達障害がある、なしに誰でも失敗することはあります。
でも、それが多すぎたり、日常生活に支障をきたしているのならそれはあなたのせいではありません。「ADHD脳のクセ」です!
この本を通して、そのクセ(症状、特性)やその対処法の情報を集めるところから始めてみてはいかがでしょうか?きっと、あなたに合うヒントが見つかる可能性があります。
毎日、毎日大変な思いするだけはもうやめて、少しずつ発達障害と付き合う方法を探してみてください!日常生活が少しずつ楽になります(^^)